また、このSure thing.も、「どういたしまして」という意味で使うことができますので、先ほどのYou bet.と併せて覚えておきましょう。
B: Sure thing. (おう)
新形式のチャット問題で、こういった口語表現が「発言者の意図を問う設問」として問われています。承諾の表現であると知っていれば、迷わずにすぐに解答できる設問ですが、知らずに文字通りに解釈しようとすると、間違えてしまいそうですね。
どんな場面で、どんなニュアンスで使用される表現なのかを身に付けるためには、洋画や海外ドラマなどの自然な話し言葉に触れることができるものを活用するのがいちばんです。
今回の改訂で、問題集だけにかじりついているとますますスコアを上げにくくなってきたように思います。筆者は改訂前から、TOEIC対策は会話やメールライティングなどの実践でアプローチするように勧めてきましたので これは嬉しい変化ではあります。
残念ながらタロウさんは、どちらかというと「問題集派」の学習者。やはり、口語表現には弱いのです。これまでも、問題集以外の自然な英語に触れるようには話してきたのですが、どうしても「TOEIC対策には問題集」という想いから抜け出せないようなのです。
もうひとつ、承諾の表現を
しっかりと例文も書き出して、几帳面で真面目なタロウさん。「ほかにも承諾の表現はありますか。同じ役割の表現でまとめておきたいです」とのこと。「じゃあ、今日はもうひとつだけ教えるので、一緒に書いておいてくださいね」と言って、最後に挙げたのがYou got it.です。
これも相手の依頼を承諾するときによく使われる表現です。
B: You got it. (いいよ)
カジュアルなレストランやバーなどで、注文をしたときの応答としても使われます。「かしこまりました」のカジュアル版だと思ってください。ピッタリくる日本語が思いつかないのですが、「あいよー」とか「かしこまりー」というような、ちょっとくだけた感じの表現です。日本で言うと居酒屋の店員が使うイメージでしょうか。
B: You got it. (はーい)
よく似た表現でGot it.というのがありますが、こちらはI got it.の略で、「わかりました(理解しました)」という意味になります。略しても、略さなくても同じように使うことができます。
このIgot it.は、相手の言ったことを理解したときに使いましょう。 たとえば、何かの機械の使い方を説明されているとして、ひと通り説明が終わったところで、「わかりました」と言っているような感じです。
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