デキないオトコの「そもそも」思考の根っこには、仕事とは答えを出す「課題」という考えがあるようです。デキないオトコが「そもそもさぁ」を連発する理由は、課題の「答え」を待っているからなのです。
議論を盛り上げるデキる人の「いいこと思考」
デキる人の会議での会話を観察していると「そもそも」や「5W1H」ワードはほとんど出てきません。デキる人にも会議中の会話には共通点があります。それは次の3ステップの会話です。
①どんないいこと?
デキる人は、ソリューション(解決策)よりシンパシー(共感)を求める傾向があります。それをすると、その人にどんな良いことがあるのか?相手目線に立って嬉しいことをまず確認します。
②どんな風に?
たとえば「ヒト、モノ、カネ」の3つに分けて、それぞれどんな風に準備するの?という風に、デキる人は5W1Hでぐさぐさ漠然と聞かずに、どんなメソッドで進めるのか、どんな要素を考えるのかといったアプローチを確認します。
③ウチしか出来ないナニカ♪
相手にとって良いことを何か、ウチにしか出来ないことで実現しようよ!がデキる人の思考法。相手目線で相手が選ぶ理由をはっきりさせるのが狙いです。出来ることから考えるDFDNオトコの方法と一見似ていますが、狙いがまったく異なります。
相手目線に立って「どんないいこと」を確認して、アプローチを考えて、ウチしか出来ない「ナニカ」を見つける。議論が盛り上がるデキる人の「いいこと思考」は、相手への「貢献」を求める思考、ビジネス論で言うまさに「マーケティング思考」です。
デキる人の「いいこと思考」の根っこには、仕事とは相手に共感して「貢献」するこという考えがありました。「一緒に相手のためにナニカを探そうよ」という姿勢が、会議をいきいきとさせるようです。
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