実はデキる人の「いいこと思考」は、生物学的に正しいとビジネス論では言われています。サイモン・シネックという米国のコンサルタントが唱えた思考のモデルなのですが、人間の脳は
の順に進化してきた。だから脳の進化の順序をたどって、それをやる意味→やる方法→やることの具体化の順に考えて相手に伝えると、人間はわくわくするし、共感するし、納得する。という思考モデルです。
デキる人の「いいこと思考」の「どんないいこと」→「どんな風に」→「ウチしか出来ないナニカ」とぴったり当てはまります。
脳の進化に沿った説明で納得させる
逆にデキないオトコの「そもそも思考」は「何をしたいのか」の答え、つまり具体的な「それ」に終始する思考。思考が脳の進化と合ってないので、実は自分の脳も納得できないし、相手の脳も納得させることはできない。DFDN(デキるフリしたデキない)オトコの会議がぐずぐずしちゃうのは、脳に合わない思考法が原因でした。
DFDN(デキるフリしたデキない)オトコを会議中に説得するには、彼らの脳に合わない「そもそも思考」に合わせてはダメ。脳の進化に合わせた「いいこと思考」の順序で伝えることです。そうすれば、DFDNオトコの脳にだって納得させることができます。
デキる人の、相手目線で「どんないいこと」のシンパシーから始める方法は、一見まわり道に見えます。でもこの方法が、脳の進化ルートに沿っているから自分も周りも説得する近道になる。ソリューションじゃなくてシンパシーから始める。これからの会議は女性ならではの強みが求められるのかもしれません。200年前のある思想家の、こんな名言を思い出します。
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