就活に役立つ!「会社四季報」使いこなし術【最終回】--情報公開は限定的、未上場会社にはどう挑む?
これら入手困難な未上場会社のうち、日本で有力な企業を中心に集めたのが「会社四季報 未上場会社版」です。最新号には約7000社を掲載。約4300社は業績データなども載せています。下に一例として、ファスナーで世界大手のYKKを紹介します。
未上場会社版には、就活生にとっても気になる大卒初任給や採用動向、上場の意思などの情報も載っています。また、第4回「志望企業は儲けている?」で取り上げた利益率をはじき出すこともできますし、第6回「会社の健全性を見極めよ!」で解説した株主持分比率も載っています。
ただ、やはり上場企業と比べると情報は限られます。あとは会社やOB・OG訪問などで実際の会社の雰囲気を確かめたりすることが必要でしょう。
以上で、本連載は終了です。数ある中から自分に合った会社を見つけるためには、多くの情報に触れるだけでなく、自分なりの判断基準を持つことが重要だということを、改めてお伝えしたいと思います。10回にわたる連載で伝授した会社選びの方法を実践して、ぜひ後悔のない就活をしてください!
第1回>>読み方を知ればこわくない!
第2回>>情報の裏側を読み解け
第3回>>3つの数字で会社の大きさを測ろう
第4回>>志望企業は儲けている?
第5回>>業界・企業で給料はこんなに違う
第6回>>会社の健全性を見極めよ!
第7回>>時価総額で分かる会社の値段
第8回>>会社は誰のもの?
第9回>>業界地図を活用しよう
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(武政 秀明 =東洋経済オンライン)
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