就活に役立つ!「会社四季報」使いこなし術【第2回】--限られたスペースに詰めた情報の裏側を読み解け
「会社四季報」を開くと、それぞれ個別企業の社名の上に4ケタの数字が記載されているのが目に入ります。これをコード番号(証券コード、銘柄コード)と呼びます。コード番号は、株式を上場している企業1社ずつに割り当てられているもので、スポーツチームの背番号や学校の出席番号などをイメージしてもらえるとわかりやすいと思います。
数ある企業の中から自分が志望する1社を選ぶのに、コード番号を目安にすると役に立ちます。実はコード番号はおおむね業種ごとに分かれています(近年は番号不足で少し乱れていますが)ので、特定の企業の近くに掲載されている同じ業種や近い業種の同業他社を探すことが、比較的簡単にできるからです。たとえばソニーのコード番号は「6758」ですが、この近くにはパナソニック「6752」、シャープ「6753」などの企業が並んでいます。
就職活動においては、同業他社との比較は非常に重要です。もし、同じ業界の2社から内定をもらったとして、どちらの企業をどう選んだらいいかを考える材料となるからです。もしくは、ある企業を受けようと思って調べてみると、同業種にもっと魅力のある会社が見つかることがあるかもしれません。
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