親の通帳やIDを把握している? 年末年始の帰省で確認したい、12月移行の「マイナ保険証」と"預金凍結"への全対策

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(写真:genzoh/PIXTA)

年末年始に実家に帰省する人も多いことでしょう。離れて暮らす親が高齢になり、もしもの病気や介護、万が一の死亡といった事態がそろそろ心配というケースも少なくありません。もしものときには、突然子どもが親のお金の管理を迫られることもあります。

帰省は、そのような事態に備えて実家の状態や親のお金のことを確認する機会にもなります。この機会に確認しておきたいポイントを紹介します。

ID関連の保管場所は把握しておきたい

病気やけがで病院を受診するときや行政の手続きをするときなどに必要なIDは、親が高齢になったら、いざというときに備えて家族も保管場所を把握しておきたいものです。

使用頻度が高いのは健康保険証、マイナンバーカード、年金手帳などですが、健康保険証は12月2日以降、原則としてマイナ保険証へ移行しています。

マイナンバーカードを持っていない場合やマイナ保険証の登録をしていない場合には、代わりに「資格確認書」が発行されています。親の健康保険証がマイナ保険証または資格確認書のどちらに移行しているのかも確認しておくとよいでしょう。

75歳以上で後期高齢者医療制度に加入している人には、2026年7月末までの特例としてマイナ保険証の登録があっても、資格確認書も発行されています。

マイナ保険証
(出所)厚生労働省「医療機関・薬局の受付での資格確認方法(マイナ保険証/(有効期限内の)健康保険証/資格確認書)」より
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