10年ぶり大刷新!新しいTOEICの傾向と対策 「使える英語」を試すことに重点
2016年5月のテストより、『TOEIC』が10年ぶりに大刷新することをご存知ですか?
新しい『TOEIC』は、「使える英語」を試すことに重点を置き、出題傾向もかなり変わります。受験生は、変更点を知りそれに適した対策を取ることが必要です。
約1万人に英語の指導をし、『Storyで覚える! TOEICテスト エッセンシャル英単語』の著者でもある山内勇樹氏が、『新・TOEIC』の傾向と対策を、そしてTOEICは受験しないけれど英語力を上げたいという人にも役立つポイントを3回にわけてお伝えします。
意味を持たない単語を入れ、実際に近い会話に
新・TOEICでは、変更される点がいくつもありますが、突き詰めると2つの点に集約されます。より「自然な英語」と「実践的な英語」の追求です。
では、「自然な英語」を盛り込んだ例をみてみましょう。
たとえば、日常、私たちが行っている会話には、「あー」「えーっと」「んー」というようなあまり意味を持たない「間投詞」が自然に入りますよね。英会話でも同じです。これまでの出題ではこうした会話で生じる間投詞などを削除してリスニングの吹き込みをしていましたが、新・TOEICではあえて入れ込んできます。
【旧】Maybe the station is next to a hospital.
(たぶん、その駅は病院のとなりです)
【新】Maybe the station is next to hummm… a hospital.
(たぶん、その駅は、えーーと、病院のとなりです)
トピックボードAD
有料会員限定記事
キャリア・教育の人気記事
無料会員登録はこちら
ログインはこちら