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「アイドル映画」だと思っていない
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――原作がNEWSの加藤シゲアキさんで、主演がHey! Say! JUMPの中島裕翔ということで、ジャニーズ映画・アイドル映画ととらえる人もいるかもしれません。しかし、作品を見れば、そういった枠を通り越して、非常に意欲的な作品となっていたように思うのですが。
そもそもアイドル映画だと思ったことはないですね。アイドル映画を作るつもりもなかったですし。たまたま中島裕翔という役者がアイドルの一面を持っているというだけですから。今どきは、役者がアイドルだからといって、アイドル映画ということにはなかなかならないと思うのですよ。この映画に関しては、絶対に驚きをもって迎えられると思いますし、アイドル映画じゃないなと思ってもらえると思います。
いちばん困るのが、アイドル映画という言葉が、アイドルに興味がない人に対して低く見る対象になりかねないということ。たとえば、関係ないおじさんたちは「アイドルが主役だろ」とか言いがちじゃないですか。でも、なぜそんな風にアイドルを低く見ることができるのか、理解不能です。結局そこに根拠はないんですよ。
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