三谷幸喜の作る映画は、どうして面白いのか

フジ映画事業局長、三谷作品の魅力を語る

(C)2015 フジテレビ 東宝
『THE有頂天ホテル』『ザ・マジックアワー』『ステキな金縛り』などで知られる三谷幸喜監督の最新作『ギャラクシー街道』が全国公開中だ。西暦2265年、木星と土星の間に浮かぶスペースコロニー(宇宙空間に作られた人工居住区)「うず潮」と地球を結ぶスペース幹線道路・ルート246666、通称“ギャラクシー街道”の中央にひっそりとたたずむ小さなハンバーガーショップ、サンドサンドバーガー・コスモ店を舞台に、宇宙人たちの悲喜交々を、三谷流ユーモアで描き出している。
1993年のドラマ『振り返れば奴がいる』以来、数々の三谷作品をプロデュースしてきたのは、フジテレビの石原隆映画事業局長だ。三谷氏と間近に接する石原氏から見た「三谷幸喜」の魅力について聞いた。

『振り返れば奴がいる』はギリギリの時間の中生まれた

――三谷さんと初めて出会ったのはいつ頃でしょうか。

確か入社4年目か5年目。28歳か29歳頃だったと思います。その頃、フジテレビでは深夜番組で積極的に若い人を登用していこうという、深夜枠の改革がありました。そこでは若手を「深夜の編成部長」として抜擢していたのですが、僕はその3代目「深夜の編成部長」に選ばれた。その頃、レギュラーでやっていた深夜番組の中に(脚本で三谷が参加していた)『やっぱり猫が好き』があったんです。僕は直接その番組には関わっていなかったのですが、深夜番組全体を見ていたので、その時にごあいさつでお会いしたのが最初でしたね。

――三谷さんと仕事をするようになったのは?

直接、プロデューサーとして三谷さんとお仕事をしたのは、1993年の『振り返れば奴がいる』が初めてですね。

次ページなぜ三谷氏を抜擢したのか
ライフの人気記事
トピックボードAD
関連記事
  • 今見るべきネット配信番組
  • コロナ後を生き抜く
  • 若者のための経済学
  • 憧れから一歩前へ! キャンピングカーのある日常
トレンドライブラリーAD
人気の動画
「人のために働く職業ほど低賃金」な根深い理由
「人のために働く職業ほど低賃金」な根深い理由
「雑談で笑いを取れない人」が知らない基本原則
「雑談で笑いを取れない人」が知らない基本原則
渋谷駅、谷底に広がる超難解なダンジョンの今
渋谷駅、谷底に広がる超難解なダンジョンの今
「話が伝わらない人」と伝わる人の決定的な差
「話が伝わらない人」と伝わる人の決定的な差
アクセスランキング
  • 1時間
  • 24時間
  • 週間
  • 月間
  • シェア
トレンドウォッチAD
激動相場に勝つ!<br>株の道場

6月18日発売の『会社四季報』夏号が予想する今期業績は増収増益。利益回復に支えられる株価が上値を追う展開になるか注目です。本特集で株価が動くポイントを『会社四季報』の元編集長が解説。銘柄選びの方法を示します。

東洋経済education×ICT