『ジョーカー・ゲーム』、"大作抜擢"の心構え

インディーズ出身の入江監督、メジャーへ挑む

(C)2015「ジョーカー・ゲーム」製作委員会
 シリーズ累計発行部数100万部を突破し、柳広司原作の同名小説を映画化した『ジョーカー・ゲーム』が1月31日(土)から公開される。今回の映画化に当たっては、原作の人気エピソードを厳選しストーリーを再構築。さらにインドネシアのバタム島の広大なオープンセットで撮影したほか、シンガポール市内で20世紀初頭のアジアの都市を再現するなど、邦画の枠を超えたスケール感あふれる映像世界を創出している。
 主演を務める新米スパイ・嘉藤にKAT-TUNの亀梨和也。頭脳明晰、記憶力抜群、驚異的な運動神経の持ち主だが、優しすぎるのが弱点の男をクールに演じる。難易度の高いアクションも自らこなし、新たな才能を開花させている。そのほか、深田恭子、伊勢谷友介、小澤征悦、小出恵介、山本浩司、渋川清彦、田口浩正、光石 研、嶋田久作など、個性豊かな演技派キャスト陣が集結しているほか、外国人キャストも多数参加する。
 この作品のメガホンをとったのは『SR サイタマノラッパー』シリーズで、卓越した映像構成と演出力で注目を集めた新鋭・入江悠が、エンターテインメント性あふれるスパイアクションに仕上げた。いわば“抜擢”ともいえる、初のメジャー作品に挑んだ入江監督。そんな監督にメジャー作品への挑戦の心境、主演の亀梨和也と組んだ感想などについて聞いた。

いつかはハリウッドで撮りたい

――『SR サイタマノラッパー』など、インディペンデントで映画を作り続けてきた入江さんにとって、本作がメジャーデビュー作(2014年11月に公開された松竹配給の『日々ロック』は本作の後に撮影)となります。「ようやくメジャーの地に立った」「これはあくまで通過点」どちらの思いが強いですか?

両方あります。『SR サイタマノラッパー』3部作を撮ったあとは、映画が撮れなかった時期もありましたから。その時はいろいろな企画があったのに、なかなか成立しなかった。僕はメジャーだろうがインディーズだろうが、とにかく違うステージでやってみたいという思いがありました。そういう意味では、この『ジョーカー・ゲーム』の撮影初日はようやくきたなという感慨がありました。

それと同時に、やはり僕はハリウッド映画を見て育ったので。今はまだ遠い目標ですが、いつかはハリウッドで撮りたいという夢があります。映画が撮れなくてヒマだった時には英語や中国語を勉強していました。そういう意味ではひとつの通過点である、という思いもあります。気持ちとしては両方ありますね。

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