「ジュラシック・ワールド」は何がスゴイのか

「これが見たかった!」を大切にした

(c)Chuck Zlotnick / Universal Pictures and Amblin Entertainment
世界各国で歴代記録を続々と更新。現在は『アバター』『タイタニック』に続く、歴代世界興収第3位を記録するなど、全世界でメガヒットばく進中の『ジュラシック・ワールド』が全国で公開中だ。
世界中の観客をスリルと興奮で包み込んだスティーブン・スピルバーグの代表作『ジュラシック・パーク』(1993年)から22年。前作では実現に至らなかったテーマパーク“ジュラシック・ワールド”のオープンという形で再び恐竜たちの世界が帰ってきた。過去シリーズ3作品から受け継いだ精神と財産に最大限の敬意を払いながらも、さらなる創造性をちりばめ、現代ならではのテイストを感じさせる作品へとアップデートされた。
そんな超大作の監督に抜擢されたのは新鋭コリン・トレボロウ。スピルバーグから多大なる影響を受けたと自負するトレボロウ監督は、スピルバーグから渡されたバトンをしっかりと握りしめ、確かなリーダーシップでプレッシャーを見事にはねのけた。次世代のヒットメーカーとしてその手腕は高く評価されており、『スター・ウォーズ/エピソード9』の監督候補としてのうわさが早くも飛び交っているトレボロウ監督。そんな注目度ナンバーワンの新進監督に、この超大作に抜擢された思いなどについて聞いた。

『ジュラシック・パーク』との出会いは16歳

(c)UNIVERSAL STUDIOS & AMBLIN ENTERTAINMENT, INC.

――最近のリブート作品の傾向として、オリジナル作品のどこが観客に受け入れられたのかを研究し、作品のファンに「こういうのが見たかった!」と言わしめるような作品作りが強くなっているように思います。

今回の『ジュラシック・ワールド』はまさにその典型的な作品だと思ったのですが。

もちろんマイケル・クライトンの原作や、スティーブン・スピルバーグの映画は大好きだった。だからオリジナル版の研究は熱心に行ったつもり。でもそれ以上にできるかぎりのイマジネーションを駆使してこの映画を制作したんだ。

観客やスティーブンが望んでいるのは、オリジナル版のすばらしい基本コンセプトを保ちつつも、それを新次元に持っていくこと。懐かしさを感じさせながらも、さらに違った世界観を広げていくことだった。ご指摘のとおり、「これが見たかった!」というバージョンの映画を作りあげることができたと思う。

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