映画「ピンクとグレー」、幕開け62分後の衝撃

行定勲監督が語る青春映画への思い

『ピンクとグレー』の見どころとは?(C)2016「ピンクとグレー」製作委員会
ジャニーズ事務所に所属する人気アイドルグループNEWSの加藤シゲアキの小説デビュー作を、Hey! Say! JUMPの中島裕翔主演で映画化した『ピンクとグレー』が1月9日より全国で公開される。
自殺した人気スター俳優・白木蓮吾の第1発見者となった幼なじみ・河田大貴は、蓮吾の遺志に導かれるようにスターの地位を手に入れるも、そこで彼は迷い苦しみ、やがて蓮吾の死の真実にたどり着く――。
現役アイドルが芸能界のうそとリアルを描いた問題作はたちまち話題を集め、その文学性も高く評価された。共演には菅田将暉、夏帆、柳楽優弥ら、若手実力派が集結。映画開始から62分後に訪れる「ある仕掛け」が、青春映画ともミステリーともカテゴライズできない独自の世界を醸し出す。今回は本作のメガホンをとった行定勲監督に、久々に手掛けた青春映画への思いなどについて聞いた。

「アイドル映画」だと思っていない

この連載の過去記事はこちら

――原作がNEWSの加藤シゲアキさんで、主演がHey! Say! JUMPの中島裕翔ということで、ジャニーズ映画・アイドル映画ととらえる人もいるかもしれません。しかし、作品を見れば、そういった枠を通り越して、非常に意欲的な作品となっていたように思うのですが。

そもそもアイドル映画だと思ったことはないですね。アイドル映画を作るつもりもなかったですし。たまたま中島裕翔という役者がアイドルの一面を持っているというだけですから。今どきは、役者がアイドルだからといって、アイドル映画ということにはなかなかならないと思うのですよ。この映画に関しては、絶対に驚きをもって迎えられると思いますし、アイドル映画じゃないなと思ってもらえると思います。

いちばん困るのが、アイドル映画という言葉が、アイドルに興味がない人に対して低く見る対象になりかねないということ。たとえば、関係ないおじさんたちは「アイドルが主役だろ」とか言いがちじゃないですか。でも、なぜそんな風にアイドルを低く見ることができるのか、理解不能です。結局そこに根拠はないんですよ。

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