今後の世界経済は「産油国」に用心が必要だ 石油価格の再浮上は当分先のことになる

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マーティン・ウルフの記事は、ほかにも「米国の石油輸入は減って、今後は中国とインドが重要な輸入国になる」「2020年の石油価格は80ドル説と50ドル説がある」「あんまり安値が続くと産油国は耐えられないし、地球温暖化問題にも影響が出るだろう」などと面白いことを書いている。日本経済新聞さんは、こういういい記事こそちゃんと紹介してほしいよね。

メジャーエンブレムがより信頼に足る理由

毎度おなじみ、ここから先は競馬ファン限定のコーナーとなる。

先週のチャレンジカップはあっと驚くサンビスタ。今年のジャパンカップは芝もダートも牝馬が制した。日本の企業社会よりも一足お先に、JRAは「女性活躍社会」になっているらしい。今週末は、2歳牝馬戦線のクライマックス「阪神ジュベナイルフィリーズ」が控えている。未来のウオツカやブエナビスタ、アパパネを探し出したいところだ。このレース、意外と単純な方法で絞り込むことができる。

① 秋以降の実績重視

②1600m以上での実績重視

③末脚重視

④坂のあるコースでの実績重視

この4条件で探すと、メジャーエンブレムとデンコーアンジュの二択問題ということになる。1600mをまだ走っていないキャンディバローズやブランボヌールは、危険な人気馬と認定して敬し遠ざけることにする。

両者が対決したアルテミスステークスでは、デンコーアンジュに軍配が挙がっている。ただし戦績を比べると、坂がある中山競馬場で勝っているメジャーエンブレムの方がより信頼に足ると見る。強いてもう一頭挙げるならばクードラパンか。

栴檀(せんだん)は双葉より芳しという。千六を制する2歳牝馬に注目しよう。

かんべえ(吉崎 達彦) 双日総合研究所チーフエコノミスト

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Kanbee

吉崎達彦/1960年富山県生まれ。双日総合研究所チーフエコノミスト。かんべえの名前で親しまれるエコノミストで、米国などを中心とする国際問題研究家でもある。一橋大学卒業後、日商岩井入社。米国ブルッキングス研究所客員研究員や、経済同友会代表幹事秘書・調査役などを経て2004年から現職。日銀第28代総裁の速水優氏の懐刀だったことは知る人ぞ知る事実。エコノミストとして活躍するかたわら、テレビ、ラジオのコメンテーターとしてわかりやすい解説には定評がある。また同氏のブログ「溜池通信」は連載500回を超え、米国や国際政治ウォッチャー、株式ストラテジストなども注目する人気サイト。著書に『溜池通信 いかにもこれが経済』(日本経済新聞出版社)、『アメリカの論理』(新潮新書)など多数。競馬での馬券戦略は、大枚をはたかず、本命から中穴を狙うのが基本。的中率はなかなかのもの。

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