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徹底解剖!AI時代に存在感を高める「クラウドフレア」① メディア企業の救世主となるか?

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本連載「Strainer Report」はわかりやすい図表に定評のあるストレイナーの決算分析記事のうち、海外企業に関するレポートを掲載しています。詳細はStrainerをご覧ください

インターネットの基盤サービスを提供するCloudflare(クラウドフレア)が、堅調な成長を維持しています。2025年1~3月期の売上高は4.8億ドル(前年比27%増)となり、営業損益もNon-GAAPベースで黒字化しました。

今やCloudflareは、世界中のWebトラフィックの約20%を処理する巨大ネットワークへと成長。サイバー攻撃の増加や企業のIT予算見直しといった逆風の中、「不可欠」なサービス提供者として存在感を高めています。

不透明な経営環境において、経営陣は戦略的な舵取りを続けています。マシュー・プリンスCEOは「短期的に外部要因の変動は続くが、実効性のある領域に投資を続ける」と強調。営業チームの強化、開発人材への投資、革新的なプロダクト開発という3つの柱を引き続き推進していく方針です。

一方でCloudflareは、新たな技術トレンドへの適応も迅速です。生成AIの台頭に伴い、「AIエージェント」と呼ばれる自律型ソフトウェアが注目を集めています。果たして同社はどのように対応しているのか。非常に重要性が高いテーマなので、今回の特集は前編と後編に分けてお伝えします。

Cloudflare経営陣が握る「3つのレバー」

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