次はあなたが体調が悪かった日に会社を休んで、それでも夕食を作って夫の帰りを待った日の「事件」です。夫君は急きょ義姉の転職相談に乗るために、8時になって義姉と外食すると電話してきました。この腹立ちは、料理をして家族の帰りを待つ女性でないと、分かりませんね。あなたは二人に怒りをぶつけました。そして関係は悪化しました。
私ごとですが、私は新婚早々から、準備した夕食が翌日送りになるのはザラでした。急に夫が人と会わねばならないことはありますし、家で夕食の支度ができているという理由では断れない約束もあり得ます。ひとり暮らしなら別ですが、家族がおれば、誰かが譲歩したり我慢せねばならない場面は多々あります。これは犠牲ではなく、それで家族の社会生活が上手く回るのですから喜びとするべきです。
このような番狂わせは、人生では序の口です。人間関係を壊すほどの“大事件”にせず、「(嫌いな小姑でも)一人分のお惣菜をお土産に、3人で家で食事するようにすればよかったのに」と言える人になってください。プラス思考で夫君の大切な人が、気楽に寄れる家庭を目指してください。客が来る家は栄えます。
“白黒はっきりさせない解決“も大事
最後に私があなたの悩みは、あなたの受け止め方次第で解決する問題は多いと感じた「事件」の一つは、次の出来事です。
「子ども(孫)が生まれてからは、何かと口実をつけて我が家へ訪問したがりました。そのアポイントの仕方が、お土産が有るから明日届けます、何時が良いですか?というものです。今日の連絡で明日訪問する約束を勝手に取り付ける強引なやり方で、とても嫌でした。ですが、孫に会いたいのだろうと思い、ほんの数時間の辛抱と気持ちを切り替え接待しました。月1回の突然の訪問連絡から3回目、私は耐えられず、逃げ出してしまい、夫に接待を頼みました」。
静子様、祖父母が孫に会うのに、普通は口実など要りません。突然出入りする舅姑もザラにいます。前日に時間まで聞いてくれる義父母は、少しも強引ではありません。あなたへの気遣いは十分です。いくらでも理由をみつけて断ることができる「アポイントの仕方」です。
あなたの顔色をうかがいながら、そこまでして孫に会いたがるのは、祖父母だからです。坊主憎けりゃ袈裟まで憎いそうですから、義父母はあなたが思っているほど、あなたを憎んではおられません。あなたと義父母の和解の糸口を見る思いです。
では、どのように和解をするべきでしょうか。
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