成功する人が使う、組織内「人間模様マップ」

「そこまで根回しするか」というくらいでいい

① 影響力

注意していただきたいのは、影響力は、組織の中のポジションとイコールではないこと。役職など組織図上には出てこなくても、現場で非常に大きな影響力を持っている人がいたり、上の人に通じている人もいます。そういう人に気がつかずに足元をすくわれることは多いのです。

② 姿勢

コトに対する姿勢は、賛成か反対かということですが、気をつけたいのは時とともに変わる可能性があること。初めは賛成していた人が、コトが進んでいくにつれて「そういうことだとは思っていなかった」などと反対に回る可能性もあります。逆に、当初は傍観者だった人が強い味方になることもあります。

③ どんな利害を受けるのか?

単純に考えると利益を受ける人、被害を受ける人と分けてしまいがちですが、実はどの人も利も害も両面があると考えてください。被害ばかりに目が行きがちな人には、よいことにも目を向けてもらうようコミュニケーションしていくのです。

④ 何を大切に思っているのか?

これは建前と本音が異なることもありますので、人間をよく観察する力が必要です。 

仕事に対して「こうあるべき」と強いポリシーを持っている人もいれば、ポジションや報酬にこだわる人、自分の時間が大切で仕事が忙しくなるのは嫌だと考える人もいます。また、名誉・体面や特定の相手との勝ち負け、手柄など、コトの本質以外のところにこだわりのある人もいます。

そこまで考えるのかと思うかもしれませんが、各関係者が重要視するものがわかっていないと、コミュニケーションの内容や、誰にどんな順番で話すのかなど細かい対応を誤って、気づかないうちに地雷を踏んでしまい、後々のトラブルの原因になったり、足元をすくわれたりしてしまいます。ですから、ここを見過ごすわけにはいかないのです。

⑤ 望ましい状態

④までを明らかにしたら、各関係者がどんな状態でいてくれたらコトが順調に進むのかを考えます。それに応じて、巻き込むべきか、放置しても大丈夫か、反対に回らないようケアしておくべきかという対応が決まります。

次ページやっかい人、タイプ別の対応方針はこれだ
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