「高齢者に投資は向かない」は大間違い? "つみたて王子"が「60代からでも投資すべき」と言い切るワケ
一方、値下がりして9950円になったときにこれを購入し満期まで持つとすると、やはり手元に戻ってくるのは1万100円のため、利子の100円と値下がり分の50円を足した150円が儲けになる。利回りは年率1.5%ほどだ。
なお国債のうち特に流通量が多い固定金利で期間10年の新規に発行される長期国債の利回りは、期間が1年以上の資金を貸し借りする際の金利である長期金利の指標になっている。
「為替取引」は素人には難しい
為替についても述べておきたい。念のため記しておくと、1ドル=100円だったのが90円になるのが円高、110円になるのが円安だ。
教科書的な話をすれば、円安になると日本の輸出企業は国際市場において価格競争で優位に立てる。また同じ1ドルでも円換算したときに数字が大きくなって、儲けが増える。
よく経済紙などで見るのは、円安がたった1円進んだだけでトヨタの利益は500億円ほど増えるといったものだ。裏を返せば、円高が1円でも進むと500億円ほど利益が減るということになる。
もちろん円高にもメリットはある。相対的に安く海外のモノやサービスを買えることから、食料やエネルギーなどを輸入に頼る日本にとって悪いことばかりではない。海外旅行も楽しみやすくなるだろう。2025年9月の日銀短観によると、日本企業は平均で1ドル=145円程度を想定しているようだ。
いずれにせよ為替は経済に大きな影響を及ぼす。当然、株価にも反映される。
しかし為替を予想するのは困難を極める。なぜならファンダメンタルズ(国や企業等の経済状態等を表す指標のことで「経済の基礎的条件」といわれる)だけでは動かないからだ。
自由為替のこの時代、事実上、投機筋が大手を振って歩く世界――それが為替市場だ。そこに各国の金利差や需給の関係が入ってくる。自然、今月どうなるかという予想は、まず当たらない。それこそギャンブルに等しい。プロでさえそうだ。素人はなおさらだ。
FX(外国為替証拠金取引)で大儲けをしたという話をごくまれに聞くが、それより多くの人が大やけどを負っている現実が、その何よりの証拠だろう。


















無料会員登録はこちら
ログインはこちら