自分や同僚の年収だけでなく、ほかの企業に勤める友人・知人の年収と比べてみたくなる人も多いだろう。年末年始は地元に帰省する人も少なくない。地方で働く人はいったい、どのくらいの給料をもらっているのか――。
そこで、2024年8月期~2025年7月期の有価証券報告書(従業員欄の注記)と『会社四季報』4集のデータを基に、上場企業を地域別に分けた「平均年収ランキング」を作成した。平均年収は単独の数値を採用し、単独従業員数が20人以上の企業を対象としている。
今回はそのうち、「東京を除く関東」(神奈川、埼玉、千葉、茨城、群馬、栃木の各県)に本社を置く企業265社を集計し、ランキングとしてお届けする
上位に入ったのはどこか
ランキングのトップに立ったのは、マクニカホールディングスで、平均年収は1749万円だった。半導体商社としては国内首位。海外メーカー製の半導体の販売を手掛け、海外売上比率が高いのが特徴だ。本社は神奈川県横浜市にある。
2位は半導体検査装置メーカーのレーザーテック(1680万円)。本社は横浜市に置くが、顧客の多くは海外の半導体メーカーで、グローバル企業としての色合いが強い。
3位には創薬ベンチャーのペプチドリーム(1169万円)が入った。独自のペプチド創薬技術を武器に、海外製薬大手との共同研究・ライセンス収入を成長源としている。少数精鋭で高い付加価値を生み出す構造が、平均年収の高さに表れている。


















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