
就活で企業を選ぶ際、「平均年収」を見ずに判断できる人はほとんどいないだろう。「平均年収1000万超」の企業に憧れを抱く就活生も多いかもしれない。
ただ、当然のことながら「平均年収1000万超」の会社でも、入社後すぐその額に到達できるわけではない。例えば平均年齢が40歳超の会社では、平均年収額に達するのも“アラフォー”になってからだろう。

では、就活生にとって近い未来で想像しやすい30歳のとき、年収はいくらくらいになっているだろうか。『就職四季報 総合版』で独自に調査した「30歳総合職平均年収」をランキング化した。なお、「30歳総合職平均年収」に非回答であった企業は集計対象外となっている。さっそく上位企業を見ていこう。
上位4社は30歳で1000万超
1位はディスコ。ウエハの切断・研削・研磨装置で世界トップの半導体関連メーカーだ。30歳総合職の平均年収は1502万円、総合職全体の平均年収は1716万円(総合職平均年齢39.9歳)とかなりの高水準となっている。
毎年、文理合計100人超の新卒採用があり、全国のさまざまな大学から採用実績がある。
2位は海運大手の商船三井。30歳総合職の平均年収は1349万円、総合職全体の平均年収は1741万円(総合職平均年齢37歳)であった。毎年約80名の新卒を採用しており、新卒3年後定着率は2年連続9割超だ。
就活生にとって魅力的な企業が連なるランキングとなったが、30歳時点で年収が高い企業の中には、激務で残業が多い、平均勤続年数が短い、離職率が高いといったケースもある。
転職を前提とするのか、どのようなライフプランを実現したいのか、そのために給与はどれくらいの水準であればいいか、自身の就活の軸に照らし合わせながら気になる企業を詳しく調べてみてほしい。
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