「高齢者に投資は向かない」は大間違い? "つみたて王子"が「60代からでも投資すべき」と言い切るワケ
ここで債券と金利の関係を述べておく。覚える必要はないが、知っておいて損にはならない。債券の価格と金利はよくシーソーに例えられる。
金利が上がれば債券の価格は下がり、金利が下がれば債券の価格は上がる。
例えば、表面利率2%の債券があるとする。この債券を1万円分買えば、1年間で200円を受け取れる。
ところがその後、同じ発行体で同期間の新発債が表面利率3%で発行されたとする。利率3%の債券を1万円分購入すれば、1年間で300円を受け取ることができる。すると利率2%の債券よりも、利率3%の債券の方が得なので、利率2%の債券は価格が下落する。
一方、同条件の債券で利率が1%に下がると、利率1%の債券より利率2%の債券の方が得なので、利率2%の債券の価格は上昇する。
なぜ「国債」に注目するのか
もう1つ、価格が上がれば利回りが下がり、価格が下がれば利回りが上がる。日本国債を見てみよう。
国債は満期になると元本が返済される。その間、固定レートなら発行時に決められた利率で一定期間ごとに利子が支払われる。そして株式と同様に市場で売買され、価格は需要と供給に応じて変動する。
このため発行時の金利が同じでも、購入した際の価格によって満期までに得られる利回りは違ってくる。満期までに受け取る利子が同じなら、購入価格が高いほど利回りは低くなり、価格が安いほど利回りは高くなる。従って価格が下がると利回りは上がり、価格が上がると利回りは低下する。
考えてみてほしい。満期まで1年、利率1%の1万円の国債があったとする。満期まで持てば元金の1万円に加えて100円の利子が手に入る。利回りは年率1%だ。
さて値上がりして1万50円となったときに、これを購入し満期まで持つとすると、手元に戻ってくるのは1万100円のため、値上がり分の50円を引いた残りの50円が儲けとなる。 利回りは年率0.5%ほどになる。


















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