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〈相川CEOの横顔〉湘南美容クリニック創業者が築いた「経営者人脈」/顧問はニトリ会長や牛角創業者

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都内ホテルで昨年9月に開かれたパッションリーダーズのピッチイベント。約600名が会場で見守る中、著名経営陣ら11人が審査した(写真:NEXYZ.Group)

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「出資検討」「詳しく聞きたい」「ナイスパッション」「業務提携検討」「詳しく聞きたい」「頑張って」――。審査員たちが思い思いにプレートを挙げていくと、司会が熱を帯びた口調でそこに記された文字を読み上げていった。

開かれていたのは気鋭の経営者たちがビジネスアイデアを披露するピッチイベントだ。主催者は経営者交流団体の「パッションリーダーズ」。2025年9月に都内で行われたイベントには、最終審査まで勝ち上がってきた16人がプレゼンテーションに臨んだ。

審査員は11人。楽天グループ会長兼社長の三木谷浩史氏や貸会議室大手・ティーケーピー社長の河野貴輝氏、音楽プロデューサーの秋元康氏とそうそうたるメンバーが並んだ。その中に「湘南美容クリニック」の創業者でSBCメディカルグループホールディングス(HD)のトップである相川佳之氏(55)の姿もあった。

相川氏は、看護師不足解消を図る「看護師特化のスポットワーク」にもクラブやバーなどのナイトタイム情報を提供する「夜遊びアプリ」にも、「出資を検討」を挙げていく。無節操にみえるが、顧客リピート率を尋ねるなど自分なりの基準があるようだ。

報酬はトヨタや伊藤忠商事のトップに匹敵

SBCメディカルグループの歴史は、相川氏が00年に神奈川県藤沢市で「湘南美容外科クリニック」を開院したことから始まった。日本大学医学部を卒業し麻酔科研修後、品川美容外科での勤務を経て独立した。

それから25年あまり。相川氏は現在、SBCメディカルグループHDのCEO(最高経営責任者)を務める。HDは21年設立でアメリカ・カリフォルニア州に本社を置く。24年9月にはアメリカのナスダック市場に特別買収目的会社(SPAC)経由で上場した。

相川氏のHDにおける24年の報酬は1450万ドル(約22億円)。トヨタ自動車の豊田章男会長や伊藤忠商事の岡藤正広会長に匹敵する額だ。日本の上場企業の取締役で報酬額を多い順にランキングすると、上位十指に入る。

SBCメディカルグループHDの主な事業は、フランチャイジーである医療法人が持つ医療機関の経営支援。各医療法人は「湘南美容クリニック」や「SBC整形外科クリニック」などを展開している。それらFCクリニックの年商は24年度実績で約1700億円だった。

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