「高齢者に投資は向かない」は大間違い? "つみたて王子"が「60代からでも投資すべき」と言い切るワケ
よく長期投資は「未来への仕送り」といわれるが、前述の通り社会が大きく変わる中にあって長期投資をしないという選択は、未来の行き詰まりを意味しているといっても過言ではない。
少しずつでいい、ぎりぎりで捻出した資金を投じて、未来の自分を救ってほしい。
この視点に、今気づくべきだ。 そして年齢は若いに越したことはない。長ければ長いほど複利の恩恵を受けられる。改めていうと、複利とは要するに利子にも利子がつくことだ。
手元に100万円あるとして年2%の利子がつくとすると翌年には102万円になっている。その翌年は102万円に2%の利子がつくから104万400円となる。まさに雪だるま式に増えていくというわけだ。
それに長ければ長いほど、短期的な市場の動きに左右されにくい。さらに、これが毎月などの決まった積立であれば、株価が高いときに買うこともあれば低いときに買うこともあるため、リスクを抑えることができる。
タイミングを分散することでリスクも分散する「ドルコスト平均法」と呼ばれる手法だ。
「年金」は本当に破綻する?
しかし、ここで強く主張したいのが「年齢であきらめない」ということだ。40代、50代はもちろん、60代以上にも投資は不可欠だ。
例えば高齢者に投資は向かないと一般的にいわれるが、そんなことはない。なぜなら、高齢者の定義が変わってきているからだ。
60歳で定年を迎えて、その後はゆっくりと……といった昭和の老後像はすでに破綻している。令和は、高齢者であっても働くことを求められる人生100年時代だ。一般的に60代の人の方が20代の人より預貯金はある。投資は投じる金額によって、リターンが変わってくる。
もちろん老後の貯えを全て吐き出せと言っているわけではない。今60歳だとして、まだ年金をもらわずに働いているとすれば、働いている間はとにかく使わずに稼いだ分を投資に回す。70歳まで働くのであれば10年は投資資金を拠出できるはずだ。
「100年に1度の危機は5年に1度やってくる」というブラックジョークがあるが、「リーマン・ショック」「コロナ・ショック」「トランプ・ショック」といった市場の波も、10年あれば乗り越えられないことはない。


















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