「2000円、3000円のラーメンを作りたいと思ったことはない」…ラーメン界のカリスマが始動、1杯790円でも儲かる「古き良きラーメン店」の秘訣

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再始動のきっかけになったのが、近年勢いを増す「ちゃん系」の存在だった。赤いテント、少ないメニュー、豚清湯のショッパウマ系で、柔らかい麺、切りたてチャーシュー、白飯前提の味設計が特徴。昭和の記憶をなぞっているようで、令和の時代に最適化されたニュースターだ。

「低価格で、お腹いっぱいになって、肩肘張らない。あれって、ラーメン屋のもともとの姿じゃないかなって思ったんです」(小宮さん)

学生もお金持ちも同じカウンターで食べられる一杯を

「ちゃん系インスパイア」ではないが、思想は共鳴している(写真:筆者撮影)

誤解してはいけない。「ねぎとん」は、いわゆる「ちゃん系インスパイア」ではない。味も構成も、まったく別物だ。ただし、思想は共鳴している。小宮さんは言う。

「僕、2000円とか3000円のラーメンを作りたいと思ったことが一度もないんですよ。それはそれで上手い人がやればいい。僕は、子どもからお年寄りまで、学生もお金持ちも、カウンター一列で同じものを食べる──そのラーメン文化が好きなんです」(小宮さん)

だから、基本的に1000円を超えるラーメンはやらない。それが彼の美学だ。

「ねぎとん」を手掛けた小宮一哲氏。「つけめんTETSU」創業者であり、「釜玉中華そばナポレオン軒」「伊蔵八中華そば」「清麺 常藤」など、数々のブランドを成功させてきた(写真:筆者撮影)
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