「甲子園に屋根を付ければ」「夏ではなく別の季節に」高校野球「9回制から7回制」への短縮案に反対の声も…。議論の背景にある非商業主義という"高い壁"
昨年12月に、日本高野連が6月に実施した「高校野球公式戦の7回制に関するアンケート」の結果が発表された。
「7回制の賛否」という同じ問いかけで3つのアンケートが実施された。
賛成…35.9%
反対…25.0%
・女性は各年代で賛成が多く、男性は10~30代の4割が賛成。理由は「試合時間が短くなり、選手の熱中症予防の効果が見込める」が最多。
・男性は40~60代の反対が多く、高校野球に関心がある層、野球経験がある層は反対がやや多かった。理由は「終盤の勝負の醍醐味がなくなるから」が最多。
賛成…20.8%
反対…70.1%
部員数が0~20人の学校は賛成が28・2%。軟式野球部は賛成が32.4%。理由は「試合時間が短くなり、選手の熱中症予防の効果が見込めるから」が最多。
部員数が増えるほど反対が増え、61~80人の学校では91.1%が反対だった。
理由は「打席数や投手の投球数が減り、プレー機会が減ってしまうから」が最も多かった。
賛成…768
反対…7923
野球解説者など専門家も7回制に反対
アンケート①と③は、いわゆるクロスチェックだ。同じテーマについて異なる対象に対して異なる手法で質問して、調査の精度をより向上させると言うものだ。
アンケート①は、調査会社から依頼された登録モニターが、質問事項を丁寧に読んで回答したものだ。前提条件から、7回制に起因して生じるメリット、デメリットなどを理解して回答している。これに対してアンケート③は、公式サイトから匿名で回答を求めたものだ。
端的に言えば、アンケート①は与件を十分に理解して回答したのに対し、③は「7回制是か非か?」の二元論で回答した人が多かったと推測される。
SNSやYahoo!ニュースのコメント欄などでもそうだが、匿名での意見発信は、極端に振れがちだ。アンケート③で「7回制反対」が9割に達したのは、そのためだと思われる。


















無料会員登録はこちら
ログインはこちら