「甲子園に屋根を付ければ」「夏ではなく別の季節に」高校野球「9回制から7回制」への短縮案に反対の声も…。議論の背景にある非商業主義という"高い壁"

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また、野球解説者など専門家もおおむね「7回制に反対」の意見が多かった。スポーツ紙などでは以下のように報じられている。

桑田真澄氏「野球は9回が面白いと思う」

江川卓氏「7回も9回も根性が必要なことには変わりない。暑くても9回をやりたい。打順がいっぱい回ってくるし、いっぱいイニングができる。圧倒的に選手側はやりたい」

江本孟紀氏「野球の本筋から外れることはしてほしくない。野球をしたことがない人たちがそういうことを言い始めるのがパターン」

高校野球界でも、大阪桐蔭、西谷浩一監督は猛反対している。

「議論する余地もなく、7回制などありえない。絶対に反対。イニング数をいじるのは間違っている」

「7回制移行」の根拠

「7回制移行」の根拠は何か。筆者はアンケート実施前に、日本高野連で企画意図について聞いた。また、関係者にも話を聞いたが、総合すると、

① 甲子園の「2部制」に対応するため
夏の甲子園は、24年から酷暑対策として朝と夕方の2部制で最大4試合を消化するようになったが、9回制だと4試合目は深夜に及ぶことがある。

② 投手の球速上昇による「肩肘の負担」対策
機器の進化などもあり、高校投手の球速は上昇している。これと共に肩肘の故障のリスクは高まっている。「球数制限」に加えてイニング制限も必要。

③ 国際基準に合わせる
高校世代の世界大会である「U18ワールドカップ」は2022年から7回制になった。アメリカ、韓国、台湾などの高校野球も7回制、世界の高校野球の趨勢は7回制になっている。

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