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「残念だったね」は言わなくていい。志望校に落ちてしまったとき、親はどんな声をかけるべき? 不合格だった受験生に母が放った"意外すぎる一言"

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子どもが落ちたとき、親はどうしても「どう立ち直らせるか」を考えてしまいます。でも、本当に必要なのは、立ち直らせることではありません。

まずは、倒れたままでいい状態を許すことです。食べる。寝る。ぼーっとする。スマホを見る。それでいいんです。回復は、そのあと自然に始まります。

どうしても何か言葉をかけるなら、評価や分析を含まない言葉がいいと思います。

「今日はもう休もう」

「何か食べようか」

「お風呂、先入っていいよ」

そのくらいで、十分なのではないかと思います。

親もショックを受けていい

もう一つお伝えしたいのは、「親自身もショックを受けていい」ということです。

子どもが落ちたとき、親はつい「自分がしっかりしなきゃ」「動揺を見せちゃいけない」と思いがちですが、そんな必要はありません。落ちた瞬間、親だってつらいし、悔しいし、言葉を失うのは当たり前です。

無理に立派な言葉を探さなくていい。沈黙でもいいし、ぎこちなくてもいい。ただ同じ空間にいて、「一人じゃないよ」という空気が伝われば、それで十分です。親が完璧な対応をしようとするほど、子どもはかえって息苦しくなります。

受験は、合否だけで終わる出来事ではありません。その後も親子関係は続いていきます。だからこそ、その1日を「評価の日」ではなく、「一緒に耐えた日」にしてあげてください。それはきっと、あとから振り返ったときに、静かに効いてくる支えになります。

正解を言おうとしなくていい。前向きにさせようとしなくていい。ただ、「この人は、結果に関係なく自分の味方だ」ということが伝われば、それで十分です。

受験は、落ちた瞬間に終わりではありません。でも、その夜は、確かにしんどい。その一夜を、少しだけ楽にしてあげる存在でいてあげてください。

にしおか・いっせい/1996年生まれ。東京大学受験3年目に独自の勉強法を開発、成績を急上昇させ合格。2020年に教育系ベンチャーのカルペ・ディエムを設立。高校生に思考法・勉強法を教え、教師に指導法のコンサルティングを行う。著書に『東大読書』など多数(撮影:尾形文繁)
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