子どもが落ちたとき、親はどうしても「どう立ち直らせるか」を考えてしまいます。でも、本当に必要なのは、立ち直らせることではありません。
まずは、倒れたままでいい状態を許すことです。食べる。寝る。ぼーっとする。スマホを見る。それでいいんです。回復は、そのあと自然に始まります。
どうしても何か言葉をかけるなら、評価や分析を含まない言葉がいいと思います。
「今日はもう休もう」
「何か食べようか」
「お風呂、先入っていいよ」
そのくらいで、十分なのではないかと思います。
親もショックを受けていい
もう一つお伝えしたいのは、「親自身もショックを受けていい」ということです。
子どもが落ちたとき、親はつい「自分がしっかりしなきゃ」「動揺を見せちゃいけない」と思いがちですが、そんな必要はありません。落ちた瞬間、親だってつらいし、悔しいし、言葉を失うのは当たり前です。
無理に立派な言葉を探さなくていい。沈黙でもいいし、ぎこちなくてもいい。ただ同じ空間にいて、「一人じゃないよ」という空気が伝われば、それで十分です。親が完璧な対応をしようとするほど、子どもはかえって息苦しくなります。
受験は、合否だけで終わる出来事ではありません。その後も親子関係は続いていきます。だからこそ、その1日を「評価の日」ではなく、「一緒に耐えた日」にしてあげてください。それはきっと、あとから振り返ったときに、静かに効いてくる支えになります。
正解を言おうとしなくていい。前向きにさせようとしなくていい。ただ、「この人は、結果に関係なく自分の味方だ」ということが伝われば、それで十分です。
受験は、落ちた瞬間に終わりではありません。でも、その夜は、確かにしんどい。その一夜を、少しだけ楽にしてあげる存在でいてあげてください。
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