発車メロディが告げる「特撮の聖地」の始まり
駅の発車メロディは「きぃーたぞ われらぁーのウルゥトラマァン」の部分だ。一定年齢以上の人なら誰でも口ずさめるだろう。ここは祖師ヶ谷大蔵。「ウルトラマン」や「ゴジラ」など、今も愛されるメガヒットコンテンツを生み出した円谷プロダクションが、かつて本部を置いた街だ。
小田急線の「祖師ヶ谷大蔵駅(東京都世田谷区祖師谷1-7-1)」から南北に延びる商店街には「ウルトラマン商店街」の名がついている。今年は命名から20周年だ。
祖師ヶ谷大蔵駅の南側の地名は「世田谷区砧」だ。商店街を南方向に少し歩くと、砧7丁目にたどり着く。特撮の神様・円谷英二は1963年に、ここで「円谷プロダクション」を誕生させた。界隈の商店街には撮影所の関係者が多く訪れた。
2005年、世田谷区の職員による「世田谷売り込み隊」が音頭を取るかっこうで、円谷プロダクションをはじめ地元の複数の団体と、この地域にある「祖師谷昇進会商店街」「祖師谷商店街」「祖師谷みなみ商店街」が連携し、「ウルトラマン商店街」が誕生した。



















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