中学受験で"後悔"が52%の衝撃!「こんなはずじゃなかった」 令和に親が犯しがちな"その先"の戦略ミス

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後悔する親
(写真:polkadot / PIXTA)
東京都内を中心に今や当たり前となった中学受験。難関大学進学に有利と思いきや、「思わぬ落とし穴がある」と語るのは『12歳から始める 本当に頭のいい子の育てかた』を上梓した孫辰洋氏です。累計2000家庭以上の総合型選抜による大学合格を支援してきたリザプロ株式会社の代表取締役でもある孫氏にその真意を伺いました。

東京都内ではいま、中学受験を選ぶ家庭が過去にないペースで増えています。2020年代には、東京23区の小学6年生のうち、2人に1人が中学受験を経験している区もあるほどです。小学3〜4年生から塾通いを始めないと中学受験では通用しないと言われており、大手中学受験塾SAPIXでは小1からの中学受験勉強コースも存在し、小学校低学年から塾に通っている生徒も珍しくなくなってきました。

確かに、この時期に基礎学力や暗記力を鍛えておくことは、その後の大学受験において有利に働く場合がありますし、逆に中学受験をしないことによって、周りと差がついてしまって、大学受験で不利になってしまうのではないかと考える人もいるでしょう。

しかし昨今、この中学受験のために子供が小さい時から勉強漬けになってしまって、遊びの時間や家族の時間が減り、勉強はできるけれどコミュニケーション能力や対応力の乏しい子供になってしまうのではないか、という批判があります。

中学受験に後悔「ある&どちらかといえばある」52%

学習塾運営のスプリックスが11月27日に、中学受験の課題に関するアンケート調査の結果を公表し、ここでは中学受験に後悔が「ある」「どちらかといえばある」と答えた人は52%、つまり過半数にのぼったとのこと。中学受験には賛否両論があることがわかります。

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