中学受験で"後悔"が52%の衝撃!「こんなはずじゃなかった」 令和に親が犯しがちな"その先"の戦略ミス
「それでも名門中学校に入ることで、その後の人生には大きなプラスがあるはず。中学受験という過程がかなりきつくても、合格してしまえばそこで得られるものは多いはず」。
そんな風に考えている人も多いでしょう。しかし実は、その考えはもしかしたら間違いを含んでいるかもしれません。中学受験での成功が、その後の「大学受験の失敗」へ一直線に繋がってしまうケースは、想像以上に多いのです。
本記事では、よくあるケースを紹介しながら、「偏差値の高い学校に入ることの落とし穴」を解説します。
偏差値の高い学校に入ることの“落とし穴”
例えば、小学生の頃から必死に勉強を続け、念願だった名門中学に合格したとします。家族総出で頑張った受験が終わり、親としては「これで一安心」と胸をなでおろすことでしょう。
ところが、合格後に成績が振るわず、その学校で下位の成績を取り続けてしまう、という生徒も多いです。
入学後の勉強のスピードが早く、課題も多く、小学校の時に得意だった科目でも自分よりも上の成績の生徒がいて、「自分はどうせ無理なんだ」と考えてしまい、勉強から完全に心が離れてしまうケースも多いのです。
そうした状況を打開しようと塾や家庭教師をつけても、中学に上がると反抗期も重なってなかなか成績が上がらなくなってしまうことも。
こうした事例は、進学校では俗に「深海魚」と呼ばれます。深海魚とは、先ほどから紹介している中学受験で難関校に合格したものの、入学後に成績が最下層に沈み続ける生徒のことです。
「深海魚」と呼ばれる層は、もともとは努力型で、中学受験期には驚くほど頑張った子が多いです。「努力すれば伸びる」という自己肯定感を持っていたのに、入学直後に「上には上がいる」という現実を突きつけられ、急激に自信を失ってしまうのです。
小学生時代は「テストでいい点を取ることで承認されてきた」ため、成績が下がるとアイデンティティの根っこを揺さぶられる。「自分はできない人間だ」と思い込んだ瞬間、勉強にも学校生活にも興味を失い、沈んでいく──これが深海魚化の典型的なメカニズムです。



















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