やたら自己評価が高い、微妙に失礼、嫌われることを気にしない……。最近、あなたの周りにこんな若者が増えていないだろうか。あるいは、上の世代がためらうような権利主張を平気でするとか、そもそも仕事に対する熱意や欲求がない若手はいないだろうか。
2022年に出版した『先生、どうか皆の前でほめないで下さい』で現代の若者像をリアルに描き話題となった金間大介氏は、最新刊『
無敵化する若者たち』で再び若者心理の謎に迫っている。
金間氏によると、今の若者たちは「やりたいことを見付けなさい圧」にさらされ続けた結果、夢や目標を捏造する傾向にあるという。
ドリハラの果てに……
今の若手世代には「やりたいことを見付けるべき」という考えが強く浸透している。僕はそれを「やりたいことを見付けなさい圧」と呼んでいるのだが、これには元ネタがある。
2020年に高部大問氏が執筆した『ドリーム・ハラスメント 「夢」で若者を追い詰める大人たち』(イースト・プレス)という本をご存じだろうか。
高部氏は「夢を持てと、とくに若い人に対して強要すること」をドリーム・ハラスメントと名づけ、警鐘を鳴らしている。
彼を取材した『東洋経済education×ICT』のオンライン記事『ドリーム・ハラスメントを助長?注意したいキャリア教育や探究の落とし穴』では、以下のように答えている。
(中高生の)話を聞けば聞くほど夢を強要されている生徒たちの実態が浮き彫りになったのです。当時、出会った生徒は1万人を超えていましたが、少なく見積もっても4人に1人以上は夢の強要に苦しんでおり、これは生徒に対するハラスメントだと言っても過言ではない。
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