「御社で叶えたい夢」も「貴社で働けたときの目標」もウソ!?今の若者たちは夢も目標も"捏造"する

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もう納得感しかない(高部さん、4人に1人は少なく見積もりすぎだと思います)。しかも秀逸なことに、この記事で高部氏は、ドリーム・ハラスメントを受けた子どもが示す4つのリアクションを提示している。

無敵化する若者たち
(出所)『無敵化する若者たち』

待機型、捏造型、即席型、免除型と4タイプあるが、大学では一見して捏造型が多い印象だ。

理由はシンプルで、就活があるから。

ちゃんと就職するために、皆「御社で叶えたい夢」や「貴社で働けたときの目標」をこしらえようとする。そして、そんな捏造型になれなかった(捏造すらできなかった)学生が待機型に回る傾向にある。特に僕の周りには、そうした学生が多く集まる。彼らの心境はこんな感じだ。

——今は捏造してでも就活を乗り切るべきで、実際に多くの大学生がそうしているのも知っている。でも、どうしても自分にはできない。捏造型の自分になじめない。割り切れない。捏造すれば、きっといつか後悔する——。

そう感じて、待機組に回る。

こうして若者たちは転職サービスに登録する

幸い大学には、休学、留学、留年、進学など、待機組が取りうるオプションはいくつもある(ただし、除籍には気を付けよう)。

しかし、こうしたオプションを履行できる学生たちは、最終的に自分の意思に従う勇気があるものたちだ。むろん、割合としてはごくわずか。

多数の若者たちは、待機組に回ることさえなく、そのまま就職し、社会人生活に突入する。

では、やりたいこと見付けなさい圧を受け、夢や目標を捏造し、社会人ライフに入った若者たちはどうなるか。だいたいこんな感じだ。

・できるだけ仕事にコミットせず、職場の中でも熱量の高い“コア層”にはなるべく近づかないよう気を付ける(意欲のある上司や先輩に目を付けられ、巻き込まれたら大変だ)。
・ワークライフバランスを信条とし、意識をプライベートに集中させる。つまり、コスパ・タイパ重視。
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