急に寒風が吹き始めたトランプ政権、もし頼りにしている「保守派最高裁」が「相互関税」に違憲判決を下したら、その後には何が待っているのか

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ここから先はおなじみの競馬コーナーだ。

秋のG1戦線が佳境を迎えている。23日の日曜日はマイルチャンピオンシップ(G1、京都競馬場第11レース、芝・距離1600m)が行われる。

昨今のマイル戦線はまことに多士済々で、各年代、牡馬牝馬共に優秀な馬がそろっている。しかもこのマイルCSは毎年、多数頭が出走し、極端なヒモ荒れもない代わりに、上位陣がしばしば不覚をとる。昨年は4番人気のソウルラッシュ、23年は5番人気のナミュール、22年は6番人気のセリフォスが勝っている。

今年のCSはジャンタルマンタルが抜けた存在

それでも今年は、4歳牡馬のジャンタルマンタル(7枠15番)が抜けた存在であると見る。2歳時に朝日フューチュリティ―ステークス、3歳時にNHKマイル、そして今年は安田記念と3年連続でマイルG1を勝っている。前走、富士ステークス(G2)は半馬身差でガイアフォースに勝ちを譲ったが、これは59キロの斥量を背負ったからであろう。今回は58キロに戻るし、しかも京都競馬場は2戦2勝と大得意にしている。

ここは、ジャンタルマンタルを軸に相手探しと行こう。対抗には4歳牝馬のアスコリピチェーノ(3枠5番)、単穴には6歳牡馬のガイアフォース(3枠6番)を。後は7歳牡馬と老いてなお盛んなソウルラッシュ(8枠17番)、そして10月の毎日王冠(G2)を勝った5歳牡馬のレーベンスティール(7枠14番)、最後に4歳牝馬のチェルヴィニア(4枠7番)まで印を回したい。

この週末は3連休、残り少ない秋をしみじみと味わいたいものである。

※ 次回の筆者は小幡績・慶応義塾大学大学院教授で、掲載は11月29日(土)の予定です(当記事は「会社四季報オンライン」にも掲載しています)
かんべえ(吉崎 達彦) 溜池通信代表

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Kanbee

吉崎達彦/1960年富山県生まれ。かんべえの名前で親しまれるエコノミストで、米国などを中心とする国際問題研究家でもある。一橋大学卒業後、日商岩井入社。米国ブルッキングス研究所客員研究員や、経済同友会代表幹事秘書・調査役、双日総合研究所チーフエコノミストを経て2025年11月に独立。日銀第28代総裁の速水優氏の懐刀だったことは知る人ぞ知る事実。エコノミストとして活躍するかたわら、テレビ、ラジオのコメンテーターとしてわかりやすい解説には定評がある。また同氏のブログ「溜池通信」は連載500回を超え、米国や国際政治ウォッチャー、株式ストラテジストなども注目する人気サイト。著書に『溜池通信 いかにもこれが経済』(日本経済新聞出版社)、『アメリカの論理』(新潮新書)など多数。競馬での馬券戦略は、大枚をはたかず、本命から中穴を狙うのが基本。的中率はなかなかのもの。

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