「いま儲かるのはこの商品」「特別なご案内」は真実? "手数料稼ぎの鬼"だったプライベートバンカーが、金融機関の"定番営業トーク"の裏側を明かす

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金融機関の販売員による典型的な営業トークとその裏側を紹介します(写真:tabiphoto/PIXTA)
プライベートバンクに関する長い歴史を持つ海外の金融機関はもちろん、近年では国内のメガバンクや大手証券会社等でも、グループ内にプライベート・バンキング部門を設けて富裕層ビジネスに力を入れています。その理由は、ズバリ「儲かるから」。
そうした富裕層ビジネスの現場で長く生き抜いてきた濵島成士郎氏が、お金持ちの資産運用の世界を描いた新著『現役プライベートバンカーがこっそり教える億万長者の資産運用』。
そのなかから、近年の金融機関の販売員による「定番営業トーク」と、その裏にある営業マンの“目論見”について明かした部分を抜粋・編集してご紹介します。

金融機関の営業担当者は、さまざまな資料やデータを駆使して、売りたい金融商品を富裕層や一般の顧客に勧めます。

口はうまいのですが、多くの場合、そのセールストークは勉強会で仕込まれた「付け焼き刃」です。

コミッション型の場合は売り込みが激しくなりがち

もちろん、本心からよい商品だと思って勧めるケースもありますが、彼らは往々にして「売らねばならない」から勧めています。

特に、商品を販売することで手数料を得るコミッション型の金融機関(担当者)の場合は、その傾向が顕著です。

ここでは、前職で某証券会社の営業店で働き、「手数料稼ぎの鬼」とも呼ばれていた経験から、金融機関の使う典型的な営業トークとその裏側を簡単に紹介していきます。

*営業トーク例① 「いまはこれが儲かると思います!」

担当者が「最近は○○○のテーマが好調で、株価も上昇気流に乗っています。いまはこの商品が儲かりますよ!」などと勧めてくることがあります。

このセールストークが出たときには、「売りやすいから売りにきているのだろう」と思ったほうがよいでしょう。時流に乗ったテーマだとセールストークも組みやすいし、売りやすいのです。

ただし、株価にしろ、金利にしろ、為替にしろ、値動きを正確に予測することはできません。

「いまがチャンス」という煽り文句には要注意です。

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