「いま儲かるのはこの商品」「特別なご案内」は真実? "手数料稼ぎの鬼"だったプライベートバンカーが、金融機関の"定番営業トーク"の裏側を明かす
買った商品が値下がりして心配になり、担当者に相談すると「いまは一時的な軟調相場で、値はすぐに戻りますよ。もう少し様子を見ましょう」などと返事されることがあります。
私自身、証券マンをしていたときにはこうしたセリフを何度言ったかわかりません。
だからこそわかりますが、このセリフは、その場をなんとかやりすごそうとして発するお決まりのセリフにすぎません。
金融機関の担当者も、勧めた商品が値下がりしていたら気まずいもの。早く戻ってほしいと思っています。
しかし、実際に待てば戻る場合もありますが、待つことでさらに下がる場合も同じくらいあります。
「そのうち戻りますから大丈夫」「もう少し様子を見ましょう」は無責任な常套句です。そんな言葉をもらってもなんの足しにもなりません。
投資は自己責任が原則ですから、常に自分の頭で考えるようにしましょう。
それまで契約していた商品を解約したいと申し出ると、「せっかくここまで保有されたのに、いま手放すのは損です!」などと言われることがあります。
しかし、それは解約されたくない側の論理にすぎません。損かどうか、もったいないかどうかは「今後の見とおし」次第です。
「もっと下がったらどうする?」「ほかに、もっといい投資先があれば資金を移すほうが有効では?」といった投げかけも頭に入れておき、ここでも自分の頭で考えるようにしましょう。
金融機関の社員が売り込んでくるのは“当たり前”
基本的に、金融機関の営業員は「金融商品の販売員」です。営業員の営業トークの裏には、「自分の業績評価」や「ノルマ」があるのです。
金融機関や所属している部署によっても違いますが、彼らの業績の評価は、獲得した手数料額、商品販売額、預かり資産(の増減)の3つが主な評価項目となります。
それ以外にも人材育成やスキルの習得といった項目もありますが、こと営業成績においては、この3つの指標が主要な評価対象です(金融庁からの指摘などもあり、最近では手数料を業績評価の指標から外す動きもあります)。



















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