「自転車でも前科!?」「運転中のイヤホン使用は罰金」…知らなきゃ危ない"自転車赤切符"時代の衝撃

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また、受講命令は公安委員会から書面で届き、指定された期間内(通常は約1カ月)に受講しなければなりません。仕事や学業の都合で延長申請をすることは可能ですが、無視や放置を続けると正式な罰則手続きに移行します。

今こそ求められる“自転車リテラシー”

交通トラブル六法 「知らなかった」では済まされない道路の新常識
『交通トラブル六法 「知らなかった」では済まされない道路の新常識』(KADOKAWA)。書影をクリックするとアマゾンのサイトにジャンプします

日本では自転車利用者のマナー改善が長年の課題ですが、制度が整備された今こそ、私たち一人ひとりの意識が問われています。自転車はエコで健康的な移動手段であり、正しく使えば社会的にも大きな価値があります。しかしルールを知らなければ、それは“凶器”にもなりうる。「乗り方を知らない自転車乗り」が、最も危険なのです。

自転車の取り締まり強化は、決して“締め付け”ではありません。むしろ、自転車が社会の中で“正しい交通手段”として認められるための第一歩です。「ルールを守る」ことは、自分を守ることでもあり、家族や友人の命を守ることにもつながります。

今日からもう一度、ハンドルを握る前にこう問いかけてみてください。──「自転車だから大丈夫」と思っていないか? それが、事故も罰則も遠ざける、最も確実な安全対策です。

藤吉 修崇 弁護士

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ふじよし のぶたか / Nobutaka Fujiyoshi

東京都出身。慶應義塾大学経済学部卒業。弁護士法人ATB代表弁護士。大学時代に演劇に没頭し、スコットランドへ留学後、舞台演出や空間プロデュースに携わる。30歳を過ぎてから一念発起し、猛勉強の末、司法試験に合格。弁護士法人ATBを設立。YouTubeチャンネル「二番煎じと言われても」では、道交法の理不尽な状況を法律の観点から解説し話題となり、登録者数は20万人を超える。

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