原付免許で125ccに乗れるようになるウソとホント 2025年導入予定の新基準原付について徹底解説

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2024年12月12日に受注期間限定で発売された原付一種の「スーパーカブ 50・Final Edition」
2024年12月12日に受注期間限定で発売された原付一種の「スーパーカブ 50・Final Edition」(写真:本田技研工業)

2025年度に導入が予定されている「新基準原付」。いわゆる原付バイクの新区分だが、これに関しては「普通自動車免許か原付免許があれば、誰でも125ccのバイクに乗れるようになる」といったウワサが飛び交っている。

本当であれば、かなりの規制緩和だが、実際は「半分は正しく、半分はウソ」だといえるだろう。それはなぜか。新基準原付については、まだすべて公表されてはいないが、当記事の執筆時点(2025年2月6日)でわかる情報の範囲で、原付バイクの新制度である新基準原付について紹介しよう。

【写真】原付免許で125ccに乗れるようになるってホント?2025年導入予定の新基準原付について徹底解説(11枚)

新基準原付が導入される背景について

現状の二輪車における道路交通法及び道路運送車両法のいける車両区分
現状の二輪車における道路交通法及び道路運送車両法における車両区分(引用元:二輪車車両区分見直しに関する有識者検討会 報告書|警視庁)

そもそも現行制度における原付バイクとは、排気量50cc以下の原付一種(道路運送車両法上の第一種原動機付自転車)と、排気量50cc超~125cc以下の原付二種(道路運送車両法上の第二種原動機付自転車)に区分される。

これらのうち、新基準原付は、50cc以下の原付一種が対象だ。法律で定めるエンジンの総排気量を50cc以下から125cc以下に拡大する一方、最高出力を4.0kW(5.4PS)以下にするなど一定の基準を満たすことで、125cc以下のバイクでも、現行の原付一種と同じ扱いにするというものだ。

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