原付免許で125ccに乗れるようになるウソとホント 2025年導入予定の新基準原付について徹底解説
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2025年度に導入が予定されている「新基準原付」。いわゆる原付バイクの新区分だが、これに関しては「普通自動車免許か原付免許があれば、誰でも125ccのバイクに乗れるようになる」といったウワサが飛び交っている。
本当であれば、かなりの規制緩和だが、実際は「半分は正しく、半分はウソ」だといえるだろう。それはなぜか。新基準原付については、まだすべて公表されてはいないが、当記事の執筆時点(2025年2月6日)でわかる情報の範囲で、原付バイクの新制度である新基準原付について紹介しよう。
新基準原付が導入される背景について

そもそも現行制度における原付バイクとは、排気量50cc以下の原付一種(道路運送車両法上の第一種原動機付自転車)と、排気量50cc超~125cc以下の原付二種(道路運送車両法上の第二種原動機付自転車)に区分される。
これらのうち、新基準原付は、50cc以下の原付一種が対象だ。法律で定めるエンジンの総排気量を50cc以下から125cc以下に拡大する一方、最高出力を4.0kW(5.4PS)以下にするなど一定の基準を満たすことで、125cc以下のバイクでも、現行の原付一種と同じ扱いにするというものだ。
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