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キャリア・教育 #ぐんぐん伸びる子は何が違うのか?

子育ての悩みは"たった3本の糸"でほどける 宿題、口答え、やる気のなさを生む《親の期待、子どもの感情、会話のズレ》の正体

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  • 石田 勝紀 教育デザインラボ代表理事、教育専門家

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【相談】
石田先生、こんにちは。最近、子育てがとても複雑に感じてしまい、頭の中がぐちゃぐちゃです。宿題をやらない、口答えをする、やる気がないなど、いろんな問題が一度に起こっているように見えて、「この子の性格の問題なのか」「私の接し方が悪いのか」と悩む日々です。本やSNSでもいろんな情報があって、何を信じればいいのかもわからなくなっています。子育てって、どうしてこんなに難しく感じるのでしょうか。
(仮名:五十嵐さん)

たった3本の糸が作り出す複雑さ

糸が3本しかないのに、それがぐちゃぐちゃに絡まると、とても複雑でカオスに見えます。でも、ほどいてみれば「たった3本」しかない。実はこの世界の多くの問題が、そんなふうにできています。

3本とは限りませんが、いくつかの要因の絡み合いであることは少なくありません。数学の世界で言えば、因数分解がこれにあたります。一見、複雑そうに見える式を因数分解していくと、たった3つの因数の掛け算によってなりたっている、そんなイメージです。

実は子育てもまったく同じだと考えています。「どうしてうまくいかないのだろう」「この子の性格が難しいのか」「私の接し方が悪いのか」。そうやって悩みが増えていくと、まるで迷路のように見えます。

しかし、筆者が37年間、何万組という親子を見てきた経験から断言できるのは、子育ての問題は、ほとんどが"たった3本の糸"でできているということです。

例えば、「宿題をやらない」「口答えをする」「やる気がない」といった子どもの行動。どれも別の問題に見えますが、根っこをたどると同じ構造になっています。糸の1本目は「親の期待」。2本目は「子どもの感情」。3本目は「コミュニケーションのズレ」。

この3つが絡まったとき、状況は一気に複雑に見え始めます。しかし、ほどいてみれば驚くほどシンプルなのです。

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【具体例で見る糸の絡まり】

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