「チームのベクトルがそろわない」と嘆く管理職に共通する勘違い 優れたリーダーほど「視線のベクトル」を重視する
「チームのベクトルをそろえたい」――多くの管理職が悩みながらも取り組んでいるテーマです。チームの一体感を高めることで、チームを単なる人の集まりではなく、相互協力によって高い成果を生み出す機能集団にするためです。
重要なのは「視線のベクトル」
チーム運営上、そろえるべきベクトルにはいくつかありますが、その中でも重要なのが「視線のベクトル」です。つまり、チームメンバー全員が同じ方向を見て仕事をしている状態にすることです。
会社の事業は、一般的に「会社(経営)→事業部→部→課→メンバー」といった順で役割がブレイクダウンされ、その流れのもとで一人ひとりの仕事が決まっています。「視線のベクトル」をそろえるためには、このような構造におけるチームの位置づけを正しく理解してもらうことが大切です。
ところが、「いくら説明しても反応が薄く、興味がないようだ」という声をよく聞きます。自分の仕事には敏感でも、全体のことには関心がないというのです。しかし、それは上司の説明のしかたに問題があるのです。



















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