イケイケだけどコンサバ?矛盾するミレニアルズの恋愛
前回、米国の若者である「ミレニアルズ」と、日本の若者である「さとり世代」が、主に消費の価値観やライフスタイルなどにおいて似てきている、というお話しをさせていただきました。
日本の「さとり世代」は、恋愛離れしていると言われています。いろいろな機関が調査を行っていますが、今の20代未婚者の大体6割程度が彼氏・彼女がいないとのこと。
実はさとり世代同様、米国のミレニアルズも「恋愛離れ」が指摘されるようになってきています。また、日本では若者の初体験年齢が上がってきていると言われていますが、ミレニアルズでも同様の状況だそうです。
ただ、少し日米の若者たちの間での違いもあるようですので、今回はその違いと共通手に焦点を当てながら、ミレニアルズの恋愛・セックスについてレポートさせていただきたいと思います。
マンハッタンの週末、ミレニアルズが集まる人気のバーに行くと、お酒を片手に騒いでいる男女のもう片方の手にはスマホ。そしてかなりの確率で彼らはあるアプリを見ています。
ティンダー(Tinder)の親会社IACは、日本のベンチャー企業であるエウレカを先日買収したことでも話題になりましたが、スマホの位置情報を利用して男女が出会う、いわゆるデートアプリ(Dating App)です。
アプリに登録した人の写真を見て気にいらなければ、左にスワイプすると次の写真が現れます。気に入ったら右にスワイプし、詳しいプロフィールやソーシャルメディアの「いいね」の数などを即チェック、何回かのチャットで意気投合すればその場ですぐ会うこともできます。まさにスマホ世代ならではのスピーディな出会いです。
では会ってどうするのか、映画を見たりお食事をしたりという「いわゆるデート」をするのか?