受験は「代謝」の戦いだった。受験生の心と体が安定し、最後まで集中力を保てる方法。血糖が安定すれば、自律神経が整い、思考までクリアになる
受験に勝つ子は「血糖コントロール」がうまい
受験は、まさに「自律神経」との戦いだ。
1日がかりの試験もあれば、大学によっては2日連続の試験になることもある。何校も続けて受ける人も多く、数カ月にわたる長期戦になる。期待どおりの結果が出ないこともあり、ストレスと緊張の積み重ねは相当なものだ。
試験が近づくと、胸がドキドキし、手足が冷たくなる。呼吸が浅く、胃が重く感じる。これは交感神経が過剰に働き、体が“戦闘モード”に入ったサインだ。血流は生存に関わる部分へ集中し、前頭葉などの“考える脳”の働きは鈍る。つまり、焦っているほど自律神経が乱れて思考力は落ちてしまう。
一方、自律神経のバランスが整っている人は、必要なときに交感神経を働かせ、終われば速やかに“安定したモード”に戻る。この「切り替えの柔軟さ」こそが、本番で力を出し切れる子の特徴だ。




















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