「だるすぎる」原因は寒暖差が引き起こす"脳の酸素不足"→頭痛、イライラに効果ありの血流改善法

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首には大切な神経がたくさん通っていて、自律神経にとっても重要な場所です。

一方で、重たい頭を支えているため、首には常に大きな負荷がかかっています。

首のコリが強いと、交感神経が優位になりやすく、その状態が続けば、自律神経のバランスが崩れてしまいます。

3方向タオルストレッチ

そこで、首のコリを解消するのにぜひ行ってほしいのが、フェイスタオルを使用した首のストレッチです。

頸椎の位置を整えて、コリを改善します。簡単にできるので、朝起きたときや仕事の合間などにやってみましょう。

始める前に頭を左右前後に軽く動かしてから、タオルストレッチをしてみてください。

驚くほど一瞬で首の痛みやコリが改善され、首を動かしやすくなります。首の緊張をやわらげることは自律神経を整えることにもつながります。

ただし、首は重要な血管や骨・神経などが通っている場所なので、無理に動かしたり、力任せにストレッチをしたりしないように気をつけましょう。

タオルストレッチ

1. 縦に四つ折りにしたフェイスタオルの両端を持ち、後頭部と首の境目に引っ掛ける。首に少しテンションがかかっているくらい両端を引っ張る。

2. タオルを斜め上(+30度くらい)に軽く引っ張り、顔も同じ方向に向ける。タオルと首で引っ張り合いをするようにして、20秒キープ。ゆっくりと1に戻る。

3. タオルを斜め下(-30度くらい)に軽く引っ張り、顔も同じ方向に向ける。タオルと首で引っ張り合いをするようにして、20秒キープ。ゆっくりと1に戻る。

勢いをつけてタオルを引っ張ったり、引っ張る力が強すぎたりすると首を痛めるので注意しましょう!

タオルストレッチの図
タオルストレッチ(図解:『自律神経 これ1冊ですべて整える』より)
久手堅 司 せたがや内科・神経内科クリニック院長

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くでけん・つかさ / Tsukasa Kudeken

医学博士。気圧予報・体調管理アプリ「頭痛ーる」アドバイザー医師。
「自律神経失調症外来」「気象病・天気病外来」などの患者のニーズに応えた特殊外来を立ち上げ、7000名を超える患者を診察。わかりやすい解説がSNSやメディアで話題を呼んでいる。
著書に『気象病ハンドブック── 低気圧不調が和らぐヒントとセルフケア』(誠文堂新光社)、『不調がデフォな私たちの背骨リセット』(主婦と生活社)、監修書に『面白いほどわかる自律神経の新常識』『毎日がラクになる! 自律神経が整う本』(以上、宝島社)などがある。

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