「いいね!」がつくほど【隠れ疲労】が蓄積する結果に…SNSでの"リア充"アピールが疲れを招く必然

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そもそも、コミュニケーションを通して他人を変えることは不可能であり、ただ疲れるだけ。他人に対して過度な期待をせず、必要以上に関わらないことが脳疲労を避けるポイントです。

嫌な上司から叱責されている際も、「1時間、うなずいて聞き流しておくだけで、働かなくても2000円の儲け」と割り切るほうが、疲れも溜まりにくくなります。

すべての人間といい関係を築こうとしない、苦手な人とは距離をとる、これが疲れない人づきあいの基本。人に対してモヤモヤしてしまうときは、自分の理想や論理を押しつけすぎていないか、己を振り返ることも必要です。

職場の飲み会も、無理に行く必要はありません。日本ではまだまだ「所属重視文化」が続いており、「群れから外れる恐怖心」を抱えている人は少なくありません。

そのため、「みんなが行くから……」、「なんとなく義理で参加している……」という人もいるでしょう。でも、行きたくない飲み会に参加することは、はっきりいって時間の無駄。それは疲れを招くだけのコミュニケーションです。

自身の意に沿わない行動は、脳も自律神経も消耗させてしまいます。とくに疲れている日は、迷わずに断るのが賢明です。

「まずはうなずく」というコミュニケーション

コミュニケーションが良好になると、疲労が軽減するという実験結果があります。とはいえ、頑張って会話をすると、脳は疲れるだけ。脳と自律神経を酷使することなく、なおかつ円滑なコミュニケーションをとるためのコツをお伝えしていきましょう。

まずは「聞き上手になる」こと。実は、相手の話にうなずくだけで、コミュニケーションの7割は成立するといわれています。聞き役になっていると、自分は無理して話す必要はありません。相手が何を言いたいのかをきちんと考える時間があり、たまに大きくうなずけばいい。

相手も満足するし、こちらはほとんど喋らずともコミュニケーションが成立します。時折、相手の発言をオウム返しすれば、より効果的。「この人は真剣に話を聞いてくれている」と、あなたに対しての好感度も上がるでしょう。非常に効率のいい方法です。

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