脳疲労の具合は頭を触ることで確かめられる 過去への後悔、スマホ閲覧、スポーツでも脳は疲労する

戦術が複雑になるほど「脳疲労」が増える
スポーツをするとき、身体だけではなく実は脳も疲労しています。おもに前頭前野(意思決定や自己制御、問題解決などの高度な認知機能を担当する領域)が該当しますが、このときに使われる脳の回路を専門用語でCEN(セントラル・エグゼクティブ・ネットワーク)と言います。この回路が活発に働く状況が続くことでも脳は疲労します。
近年、サッカーをはじめスポーツの戦術は複雑化と高速化が進み、ふだんの練習においても複雑な戦術を理解し、実行することが重要な割合になっています。
練習内容によっては、筋肉系疲労よりも脳系疲労が大きいケースも考えられます。そのような環境にある人は特に注意が必要です。私が経験した脳系疲労のエピソードを一つ紹介しましょう。
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