大切なプレゼンで頭が真っ白に! 「準備は万端だったのに…」、なぜ人は思い通りに行動できない? 元トッププロポーカープレイヤーが解説
「わかっていても、できない」、「わかっているのに、ついついやってしまう」
そんな状況、身に覚えがある人も多いのではないでしょうか。
つい目的を忘れて全然違う言動をとってしまったり。あるいは、目標とは反対の行動をしてしまったり。
それは本来の目的や目標に向かって、自分のパフォーマンスを十分に発揮できている状態とは決していえないものです。「わかっていても、できない」という状況に陥る仕組みを、脳科学の視点から見てみましょう。
クマに遭遇する非常事態で考えてみる
例えば、森の中で突然クマに遭遇したと想像してみてください。
クマを目にした瞬間、「クマだ!」ととっさに認識し、全身が一気に警戒態勢に入ります。心臓がドキドキと高鳴り、筋肉が強張り、冷や汗が出て、いつでも走り出せる状態になります。この一連の反応は、脳が瞬時に危険を察知し、体に命令を出しているからです。


















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