口にした瞬間から、脳が【やらない理由】を探し始める…つい"言ってしまいがち"な3つのNGワード

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・「境界線を引くなんて、自分にはできない」

・「上司からのメールをチェックしないなんて、無理に決まっている」

・「予定を先に入れても、どうせ守れない」

こうした言葉を口にした瞬間、脳は「やらない理由」を探し始め、可能性の回路を閉じてしまうのです。

脳が自動的に解決策を探し始める「問いかけ」

ただ、このとき有効なのが、「もし〜できるとしたら?」という問いかけです。

「もし、メールを朝と夕方の2回だけにできるとしたら?(どんな方法がある?)」

「もし、仕事に集中できる場所があるとしたら?(どんな場所がある?)」

「もし、週末の予定を家族と先に押さえてしまえるとしたら?(どうだろう?)」

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こう問いかけると、脳は自動的に解決策を探し始め、これまで見えなかった具体的な工夫が浮かんでくることがあります。

あるいは、さらに発想を広げて、「もし、仕事で溜まったストレスをなくせるとしたら、どんな方法があるだろう?」と問いかけてみてください。

その瞬間、脳はあなたに合ったオリジナルの方法を探し出し始めます。それこそが脳の持つ可能性であり、多様性です。ぜひ試してみてください。

バウンダリー・マネジメントは、あなたの脳に「バリア」を張り、ストレスの侵入を防ぐ強力な方法です。

「できない」で止めるのではなく、「もしできるとしたら?」と問い直すだけで、脳は自然に動くようになります。その瞬間から、境界線を守るための道は開けていくのです。

西 剛志 脳科学者(工学博士)、分子生物学者

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にし たけゆき / Takeyuki Nishi

脳科学者(工学博士)、分子生物学者

1975年生まれ。東京工業大学大学院生命情報専攻卒。博士号を取得後、特許庁を経て、2008年にうまくいく人とそうでない人の違いを研究する会社を設立。世界的に成功している人たちの脳科学的なノウハウや、才能を引き出す方法を提供するサービスを展開し、これまで3万人以上に講演会を提供。著作は20万部のベストセラー『80歳でも脳が老化しない人がやっていること』(アスコム)をはじめ、『1万人の才能を引き出してきた脳科学者が教えるやりたいことの見つけ方』(PHP研究所)、『脳科学的に正しい! 子どもの非認知能力を育てる17の習慣』(あさ出版)など、海外を含めて累計発行部数 40万部を突破。

【脳科学者 西剛志公式サイト】
https://nishi-takeyuki.com

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