口にした瞬間から、脳が【やらない理由】を探し始める…つい"言ってしまいがち"な3つのNGワード
ドーパミンは複数の選択肢の中から選べるとき、自分でコントロールできるときに出ます。逆に、休日なのにメールが届く、家に帰っても仕事が頭から離れないといった状態では、ドーパミンは出づらく、扁桃体が過活動しやすくなるのです。
現代は、仕事とプライベートの境界が曖昧になりやすいと言われています。ランチを食べながら仕事の話をしたり、休日に仕事のメールや連絡がきたり、終わらない仕事を持ち帰り、夜遅くまで作業をしてしまったりする人もいるでしょう。
仕事がうまくいく人は「境界線」の引き方が上手
もちろん、プライベートで仕事をすることが悪いわけではありません。しかし、仕事とプライベートがずっと一緒になってしまうと、脳疲労が起きやすく、扁桃体が反応しやすく、ストレスを感じやすくなってしまいます。
実際に、『令和元年版 労働経済の分析―人手不足の下での「働き方」をめぐる課題について―』(労働経済白書)によると、働くときはしっかり働き、休むときはしっかり休む「バウンダリー・マネジメント」が「できている」と自己評価した人は、そうでない人に比べて仕事に対する熱意が高く、ストレスも低いことが示されています。
境界線を引くことによって、脳にコントロール感が生まれ、ドーパミンが出て、脳がストレスを感じにくくなるからです。
仕事がうまくいく人は、境界線の引き方が上手です。
日本で働く2520名を対象に行われた研究では、「心理的距離」「リラックス」「コントロール感」はいずれも精神的ストレスと身体的疲労を低下させ、仕事のパフォーマンスを向上させることがわかっています。
また別の研究でも、時間を区切って仕事とプライベートを分けると、ストレス軽減につながることが報告されています。
できる人は、休日に仕事をするときでも、「やりたいからやる」と自分でコントロールして決めています。このような人は、精神的にバウンダリーができているため、扁桃体が活動せず、むしろストレスフリーで働くことができます。



















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