口にした瞬間から、脳が【やらない理由】を探し始める…つい"言ってしまいがち"な3つのNGワード
逆に境界線が弱いと、やらされ感ばかりが積み重なり、時間も気持ちも常に奪われてしまいます。バウンダリーとは、ただ仕事とプライベートを分けるだけの線ではありません。「自分の意思で選べる状態」を守るための線なのです。
「コントロール感」を生み出すための行動
なお、コントロール感を生み出すうえで、以下のような行動が有効なことがわかっています。
・仕事中にメールを見る回数を制限する(それ以外の時間はメールを見ない)
・スマホを仕事用とプライベートで分ける
・プライベートの予定を事前に確保して仕事を入れない
・仕事をする場所をあらかじめ決めて、その場所以外ではやらない
・仕事だけに集中して、ながら作業はしない
・休暇のときは自動返信で「緊急時の連絡先」を伝える
これらはいずれも特別なスキルではなく、「自分で何をしたいかを先に決める」だけの工夫です。
とはいえ、多くの人が「こうした工夫が大事だと理解していても、実際にはなかなか徹底できない」「簡単にはできない」と感じているのではないでしょうか。
休みの日も「上司からメールが来ていないか」とつい確認してしまう。プライベートの予定を入れても、結局「終わっていない仕事」を優先して削ってしまう。自動返信を設定しようと思っても、「迷惑をかけるのではないか」と気になってしまい、結局できない。
頭ではわかっているのに、現実では境界線を守れず、気がつけば仕事に日常を侵食されてしまう。これが多くの人が直面している現実です。
ただ、ここで気をつけたいのが、私たちが無意識のうちに言ってしまいやすい、「できない」「わからない」「むずかしい」の3つの言葉です。これらを口にした瞬間、脳はそれ以上やろうとしなくなってしまいます。
バウンダリー・マネジメントでも同じです。



















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