脳科学者直伝! ストレスを軽減してくれる脳内物質【ドーパミン】がドバドバ出てくる"簡単なワザ"

著者フォロー
ブックマーク

記事をマイページに保存
できます。
無料会員登録はこちら
はこちら

印刷ページの表示はログインが必要です。

無料会員登録はこちら

はこちら

縮小

なお、4日間旅行をすると、ストレス解消効果が最大45日間持続することが研究でわかっていますが、実際に移動しなくても、場所チェンジによる打ち消し効果を得ることは可能です。

たとえば、「デスクでサンドイッチを食べながら旅行サイトを開き、沖縄の青い海、北海道の雪景色、京都の古い街並みなどを眺める」といった具合に、頭の中で場所を変えることを想像するだけで、実際に移動したときと同じように場所細胞が活性化することが、最新の研究でわかっています。

嫌なことがあったら「違う階のトイレ」へ行く

脳科学でわかった仕事のストレスをなくす本
『脳科学でわかった仕事のストレスをなくす本』(アスコム)。書影をクリックするとAmazonのサイトにジャンプします

私自身、毎年必ず「年に数回の旅行」を頭の中で計画します。計画を立てるだけで、脳は「もうすぐあの場所に行ける」と認識し、ストレスが軽減されるのです。

講演会の参加者からも、「今度行きたい場所を決め、その周辺について調べ、ホテルやレストランを探していると、午後の仕事が捗る」といったご感想をよくいただきます。

場所を変えることは、脳のDOSスイッチを入れ、扁桃体を守ることだといえます。

・嫌なことがあったら、違う階のトイレへ行く

・昼休みは5分でも外に出る(無理なら窓から外を眺める)

・ストレスが強いときは、1~2か月後の旅行を計画する

・旅行サイトで、行きたい場所の写真を10分間眺める

・デスクに、旅行先の写真を貼っておく

など、ストレスを感じたときは同じ場所で考えず、場所を移動してみてください。

西 剛志 脳科学者(工学博士)、分子生物学者

著者をフォローすると、最新記事をメールでお知らせします。右上のボタンからフォローください。

にし たけゆき / Takeyuki Nishi

脳科学者(工学博士)、分子生物学者

1975年生まれ。東京工業大学大学院生命情報専攻卒。博士号を取得後、特許庁を経て、2008年にうまくいく人とそうでない人の違いを研究する会社を設立。世界的に成功している人たちの脳科学的なノウハウや、才能を引き出す方法を提供するサービスを展開し、これまで3万人以上に講演会を提供。著作は20万部のベストセラー『80歳でも脳が老化しない人がやっていること』(アスコム)をはじめ、『1万人の才能を引き出してきた脳科学者が教えるやりたいことの見つけ方』(PHP研究所)、『脳科学的に正しい! 子どもの非認知能力を育てる17の習慣』(あさ出版)など、海外を含めて累計発行部数 40万部を突破。

【脳科学者 西剛志公式サイト】
https://nishi-takeyuki.com

この著者の記事一覧はこちら
ブックマーク

記事をマイページに保存
できます。
無料会員登録はこちら
はこちら

印刷ページの表示はログインが必要です。

無料会員登録はこちら

はこちら

関連記事
トピックボードAD
キャリア・教育の人気記事