経営者が率先し、意識的に「ワイガヤの場づくり」をする必要があります (写真:sandclock/PIXTA)
「サラリーマンに新規事業なんてできるわけがない」かつてよく囁かれたと意見は、いまではすっかり影をひそめ、多くの企業から「新規事業」が続々と生まれている。
ただ、新規事業は生まれるものの「大きなビジネスにならない」「人は育つが、育った人ほど辞めてしまう」など「次なる課題」に直面している企業は少なくない。
これまでに230以上の日本を代表する企業の新規事業を支援し、累計2万3000を超えるプロジェクトの創出に関わってきてきた「新規事業のプロ」である麻生要一氏が、この度、6年ぶりの新著『新規事業の経営論』を上梓した。
「1→100に必要な全仕組み」をはじめ、新規事業のすべてを書いた決定版である同書は、発売前に増刷が決まるなど、早くも話題を呼んでいる。
その麻生氏が「会社を変える『ワイガヤ活動』4つのポイント」について解説する。
新規事業の主役は、いつだって「自社の社員」
新規事業の主役は、いつだってそのリーダーとなる「自社の社員」でしかありません。
原体験化を超えて熱狂的に顧客課題に向き合う「新規事業をつくる人」をどうつくるか。それが一丁目一番地です。
その点で、まずは「ゼロマエ」の段階から施策を講じる必要があります。
よく耕されたよい土の上にしか実がならないように、新規事業経営における土壌づくりとしての風土・機運醸成は最も重要な活動です。
新規事業経営における「社内のゼロマエ」、つまり風土・機運醸成のための有効な手段は、「ワイガヤ活動」を推進することにあります。
トピックボードAD
有料会員限定記事
ビジネスの人気記事




















無料会員登録はこちら
ログインはこちら