ただ、だからといって「さあ、新規事業を考えよう」とストレートな目的設定をしてしまうと、萎縮して逆に冷めてしまいます。
盛り上がるし、熱量が高まるし、そして新規事業につながる案が出てくるような「ちょうどよい話題設定」が必要なわけです。
それは、いったいどんな話題なのでしょうか。
日々の「ニュース」を真ん中に置いて、社員同士で会話
ひとつのベストプラクティスが「ニュース」を話題に据えた「ラーニングコミュニティ」の形成です。
目の前の業務とは直接関係ないかもしれないけれど、世の中が大きく変わっていく、そんな兆しを感じる日々の「ニュース」を真ん中に置いて、社員同士で会話してもらいます。
たとえば「急速な円安」という話題を真ん中に置くと、サプライチェーン部門の社員と海外販売部門の社員が別の角度から会話を盛り上げ、そこにいるほかの社員の学びにつながり、会話が盛り上がっていきます。
「生成AIの最新アップデート」のニュースを真ん中に置けば、「こんな使い方ができる」「こんな脅威がある」といったそれぞれの社員の視点・観点から学びが促進され、会話が盛り上がっていきます。
「ニュース」のような「ちょうどいい距離感の話題」を真ん中に置いた場のアジェンダ設定によって、ラーニングコミュニティが活性化され、あとに続く新規事業コミュニティにつながっていきます。



















無料会員登録はこちら
ログインはこちら